後継者育成はMUST→CAN→WILL

後継者育成は「MUST → CAN → WILL」で考える
次世代経営者を育てるための正しい順番とは
目次
  1. 後継者育成がうまくいかない本当の理由
  2. MUST(やるべきこと)を理解する
  3. CAN(できること)を増やす
  4. WILL(やりたいこと)を見つける
  5. MUST→CAN→WILLが事業承継を成功に導く
  6. まとめ
01
後継者育成がうまくいかない本当の理由

「後継者にもっと主体性を持ってほしい」「自分の考えで経営してほしい」「将来のビジョンを語ってほしい」

事業承継の現場では、このような声を耳にすることが少なくありません。しかし、多くの場合、後継者が悪いわけではありません。経営者としての役割や責任を十分に理解していない段階で、「将来どうしたいのか(WILL)」を求められているからです。

経営者として成長するためには順番があります。
その順番こそが、MUST → CAN → WILL です。
STEP 1
MUST
やるべきこと
STEP 2
CAN
できること
STEP 3
WILL
やりたいこと
02
MUST(やるべきこと)を理解する

最初に学ぶべきことは「何をやりたいか」ではありません。「経営者として何をやらなければならないか」です。会社は社長の趣味や理想だけで経営できるものではありません。社員の生活を守り、取引先との信頼を維持し、会社を未来へつないでいく責任があります。

STEP 1
MUST
やるべきこと
STEP 2
CAN
できること
STEP 3
WILL
やりたいこと
経営理念 経営判断 財務内容の理解 利益構造の把握 人材育成
顧客関係の維持 経営計画の策定 組織マネジメント 資金調達・管理 現場の理解

「社長とは何を背負う立場なのか」を理解することが、育成の起点になります。

03
CAN(できること)を増やす

MUSTを理解した後は、実践を通じて能力を身につけていきます。知識だけでは経営はできません。決算書の読み方を学んでも、実際に数字を見ながら経営判断ができなければ意味がありません。

STEP 1
MUST
やるべきこと
STEP 2
CAN
できること
STEP 3
WILL
やりたいこと
決算書の読み解き 会議の運営 部下の指導 営業活動 問題解決の実践
経営計画の作成 数字による判断 交渉・折衝 チームビルディング 業務プロセス改善

後継者育成の大部分は、このCANを増やすプロセスです。「知っている」から「できる」へ変えることが重要です。

04
WILL(やりたいこと)を見つける

MUSTを理解し、CANを身につけた先にあるのがWILLです。会社の現状を知らず、経営経験もない状態で語る夢は、どうしても理想論になりがちです。

しかし、会社の歴史を理解し、社員の思いを知り、経営の難しさを経験した後に描く未来は、現実味を帯びます。

STEP 1
MUST
やるべきこと
STEP 2
CAN
できること
STEP 3
WILL
やりたいこと
地域一番の信頼企業 新規事業への挑戦 M&Aによる成長 社員が誇れる会社 業界課題の解決
海外展開 DXの推進 地域貢献 100年企業の実現 独自ブランドの確立

このWILLこそが、次世代経営者として会社を発展させる原動力になります。

05
MUST→CAN→WILLが事業承継を成功に導く

事業承継は株式や役職を引き継ぐことではありません。本質は、「経営者としての責任と覚悟を引き継ぐこと」にあります。

WILLだけを求めても空回りし、CANだけを鍛えても指示待ち人材になります。MUST・CAN・WILLの三つが揃って初めて、真の経営者へ成長していくのです。

06
まとめ

後継者育成で大切なのは、「何をやりたいか」を急いで探すことではありません。まずは経営者としての責任を理解し、その責任を果たすための能力を身につけ、最後に自分が実現したい未来を描くこと。事業承継の成功は、後継者が「自分の意思で未来を創る経営者になること」です。

MUST(やるべきこと) 経営者としての責任・役割を理解する
CAN(できること) 実践を通じて経営能力を身につける
WILL(やりたいこと) 自分のビジョンで未来を創る経営者へ

事業承継・後継者育成について、まずはお気軽にご相談ください。
御社の状況をお聞きした上で、最適なアプローチをご提案します。

無料相談はこちら